「ブリジャートン家」を英語字幕・音声で聞いていると、様々な「イライラ」を示す表現を見かけます。例えば「annoy」「irritate」「nettle」「exasperate」。いずれも「イライラさせる」という意味の動詞ですが、イライラする強度やニュアンスを理解すると、使いこなす場面が増えていきます。今回は「イライラする」を意味する単語の・使い方・例文を、学んでいきます。
「イライラ」を意味する動詞
「イライラ」を意味する動詞は、いくつかあります。「ブリジャートン家」で見かけるのは、「annoy」「irritate」「nettle」「exasperate」。意味は「イライラさせる」です。「annoy」「irritate」は口語(話し言葉)で使われ、「nettle」「exasperate」はどちらかというと文語(書き言葉)あるいはビジネスやフォーマルな場面で使われます。イライラの強度としては、annoy<irritate<<exasperate の順に強くなります。
annoy
口語で日常的に使われるのが、「annoy」。「ムッとする」状況など、カジュアルな状況に使われます。
I feel annoyed with the woman‘s attitude.
その女性の態度にイラッとした。
A baking dog annoyed me.
吠える犬が私を苛立たせた。
【補足】 動詞:annoy 形容詞:annoying, annoyed
irritate
「annoy」よりイライラの強度が高め、継続している状況の時、使われる表現。
I’m irritated with his rudeness.
彼の無礼な態度にイラッっとする。
The noise of the constructing outside irritated me all days.
外の工事音は、私を一日中イライラさせた。
【補足】 動詞:irritate 形容詞:irritating, irritated
nettle
名詞で植物のイラクサを意味します。動詞では、「annoy」「irritate」と同様に「イライラする」という意味で使います。
I was nettled at his words.
彼の言葉にイラッとした。
exasperate
「annoy」「irritate」よりもイライラ度が強く、耐え難いほどに激しく怒らせる状況の時に使い、ビジネスやフォーマルな場面で使うことが多いです。類義語に「infuriate」があります。
He was exasperated at report from his subordinate.
彼は部下からの報告に大変苛立った。
「イライラする」、他の口語表現
frustrate
似たようなニュアンスで「frustrate」があります。口語で使われる表現です。
It can be frustrating not to see the size you want in a shop.
お店に欲しいサイズが見当たらないのは、イラッとする。
get on someone’s nerves
「get on someone’s nerves」で「人の神経にさわる」→「イライラする」となります。
You really get on my nerves.
君には本当にイラッとさせられるよ。
drive one’s crazy
「drive one’s crazy」で「クレージーになる」→「イライラする」となります。
My baby cry day and night. She drives me crazy.
赤ちゃんが昼夜問わず無くの。イライラするわ。
bug
「bug」は名詞で虫ですが、動詞だと「イライラする」となります。
It bugs me.
イラッとするわ。
What is bugging you?
何が貴方苛つかせるの? →何苛ついてるんだよ
まとめ
この記事では、「イライラ」を表す言葉の使い方、他の表現での言い換えパターンをみてきました。このフレーズを覚えると、日常生活でもビジネスにおいても、多様な言い回しができるようになりますよ。是非、使いこなしていきましょう。
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