Netflixオリジナルの人気ドラマ「ブリジャートン家」のシーズン2が、配信され世間を賑わせていますが、Netflix配信の海外ドラマは言語設定が可能なこと、ご存知ですか?ブリジャートン家」シリーズはNetflixで英語字幕と音声を選択することができ、英語学習にも効果的なドラマ。今回は「ブリジャートン家」シーズン2第5話を例に、見ていきたいと思います。(シーズン2の概要あらすじはこの記事の後半に記載)
Netflixで英語字幕―海外ドラマ「ブリジャートン家」シーズン2―
Netflix ではいくつかの海外ドラマにおいて、英語音声や英語字幕に設定することができます。今回は「ブリジャートン家」シーズン2第5話後半、レディ・ダンベリー家でエドウィーナ祖父母を招いたディナーでの会話(開始から39:00付近)から5個の英語表現を2回に分けて、振り返っていきたいと思います。
When you cast me out, what you did was set me free.
「cast out~(~をのけものにする、追放する)」は社会や集団から切り離される意味合いで使われます。「be set +A +free (Aを自由にする)」でよく使われる英語表現。よって「あなたが私をのけものにした時、あなたがしたことは私を解き放ってくれた」という意味になります。
Free to raise my daughters far from your constant judgement and craven demands that they should chase wealth and titles above all else.
「free to do(自由に~することができる)」は日常よく使われる英語表現。形容詞「craven(臆病な)」は「brave(勇敢な)」の反対語。「above all else(何よりもまず)」と優先順位や重要度を表す英語表現。「Above all, S+V」のように文頭で使われることもあります。よって「あなたの判断や何よりも富や地位を追いかける臆病な要求から離れて、自由に娘たちを育てることができた」という意味になります。シャーマ未亡人の娘の育て方が垣間見える表現ですね。
That is enough.
「十分です」という意味ですが、口論になったりする際は「もうたくさんだ!(うんざりだ)」という意味になります。こういう状況は日常よくありますね。
I can only think you’ve been exiled from good society because of your deficient mangers rather than any other sin.
動詞「exile(追放する)」を受け身で表現し、「be exiled from ~(~から追放される)」となります。例えば「He has been exiled from his country.(彼は国から追放された)」といった形で使います。名詞は「exile(国外追放、亡命)」。形容詞「deficient(欠けている、不足する)」はよく使われる英語表現。前置詞「in」を伴って「deficient in vitamin C(ビタミンC不足)」のように使います。
よって「あなたが社会から追放されたのは、(他の罪よりも)あなたの不十分なマナー(⇒無礼)のせい、としか思えない」となります。アンソニーがエドウィーナの祖父母に強く言い放ちましたね。
Since the moment you arrived, you have failed to show the proper respect for Sharma family, and I will not stand for it.
「fail to do」は以前と重複解説になりますが、「do not do」と同義語。形容詞「proper(適切な・ふさわしい)」は形容詞「right、appropriate、right」と同義語です。「proper place(ふさわしい場所)」「proper job(きちんとした仕事)」といった形で使われます。「stand for ~」にはいくつか意味がありますが、この場合「我慢できない、耐えられない」という意味になります。よって「あなたたちは到着した時から、シャーマ家へ適切な敬意を払っていない。耐えられない。」
ドラマ「ブリジャートン家」とは
「ブリジャートン家(原題:Bridgerton))」は、Netflix で配信されているオリジナルドラマです。19世紀初頭のロンドン社交界を舞台に、名門貴族のブリジャートン家の子供8人がそれぞれの愛と幸せを追い求める、というあらすじのドラマ。原作は、ジュリア・クインのベストセラー小説「ブリジャートン シリーズ」。
シーズン2のあらすじ(概要)
「ブリジャートン家」シーズン2では、ダフネの兄でありブリジャートン家の長男アンソニーが主役で将来のパートナー(妻)を探す、というお話です。ある日、インドから渡ってきたシャーマ家の姉妹が社交界デビューし、アンソニーは妹のエドゥイーナにターゲットを絞りますが、お目付け役の姉ケイトの妨害により苦戦。彼と結婚するのは一体誰なのでしょうか?詳細はNetflixで。
まとめ
無礼な人に対する発言、自分の生き方を主張する発言など、今回は色々と学びが多いシーンですね。自分が伝えたいことを英語で話せるようになると、世界が広がります。いずれにせよ、一つ一つの積み重ねが大切。Netflixで海外ドラマを英語音声や英語字幕にして見てみると、また違った楽しさがあります。「ブリジャートン家」シーズン2で毎回5個ずつ、覚えていきませんか?
【補足】英語で学ぶ海外ドラマ「ブリジャートン家」の関連記事は下記の通り。合わせてご覧下さい。
【学習】英語字幕で海外ドラマーNetflix「ブリジャートン家」2ー

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