Netflixオリジナルの人気ドラマ「ブリジャートン家」のシーズン2が、配信され世間を賑わせていますが、Netflix配信の海外ドラマは言語設定が可能なこと、ご存知ですか?ブリジャートン家」シリーズはNetflixで英語字幕と音声を選択することができ、英語学習にも効果的なドラマ。今回は前回同様、「ブリジャートン家」シーズン2第2話を例に、見ていきたいと思います。(シーズン2の概要あらすじは記事の後半に記載)
Netflixで英語字幕―海外ドラマ「ブリジャートン家」シーズン2―
Netflix ではいくつかの海外ドラマにおいて、英語音声や英語字幕に設定することができます。今回は「ブリジャートン家」シーズン2第2話の後半で、ブリジャートン家の長男アンソニーが、パーティーの参加者たちの中で、花嫁候補のエドウィーナに愛を語るシーン(開始から43:00付近)から、6つの英語表現を振り返っていきたいと思います。
I cannot claim these words as my own. They are someone else’s entirely
動詞「claim」は「主張する、要求する」という意味があります。「as one’s own」は「自身のもののように」を意味する英語表現。「someone else’s(誰か他の人の)」はよく使われる一般的な表現。「entirely」は形容動詞で「completely」と同義語、「完全に」という意味です。よって「私はこれらの言葉を自分の言葉のように主張することができない。完全に誰か他の人の言葉だ」という意味になります。
Words of flattery are beautiful and sweet, but they are also hollow unless accompanies by action.
名詞「flattery」は「おせじ」のこと。動詞は「flatter」で、例えば「Don’t flatter me. (お世辞を言わないで)」「Don’t flatter yourself. (自分にお世辞を言うな⇒うぬぼれるな)」「I’m not flattering you.(お世辞じゃないよ)」と日常的に使われます。「hollow」は形容詞で「空っぽ」という意味。動詞「accompany」 は「同行する、伴う」という意味です。よって「お世辞は美しく甘美だが、それらも行動を伴わなければ空っぽだ(無意味だ)」という解釈になります。
I could stand here and pretend to be someone I am not. I could pretend to want the very same things as you, I would be lying.
「pretend to do」で「~するのを偽る」という英語表現になります。助動詞「could」は可能性を示唆します。よって「自分でない誰かになるように偽ることはできるかもしれない。あなたの望むように誤魔化すことができるかもしれない。自分が嘘をつくのであれば」といった解釈になりますになります。
I may not be able to offer the display of passion that you truly deserve.
動詞「deserve」には「ふさわしい、受けるに値する」といった意味があります。例えば「It’s more honour than I deserve.(私が受けるに値するよりも光栄だ⇒身に余る光栄です)」「You deserve it. (当然の報いだ⇒自業自得)」といった形で使います。よって「あなたが本当に受けるに値する情熱の表現を提示することができないかもしれない」⇒「あなたにふさわしい情熱を形に表すことができないかもしれない」となります。
I assure you when it comes to action and duty, I shall never be found lacking.
動詞「assure(断言する)」を意味し、相手に自信を持って何かを伝える時に使われる英語表現です。「when it comes to~」は「~ということになる」という決まり文句。「be found lacking」=「be unable to do what is necessary/expected」と類似表現で、「必要なことができないように」という意味。上記の文章はneverがある為、「決してないように」と二重否定による強い肯定表現へ。よって「行動と責任をということになる際、期待されることが必ずできるようにします」という意味になります。
I hope that is what will speak louder than any pretty words ever can.
「louder than」形容詞の比較級です。形容詞「loud(声が)大きい」です。「I hope that~」は「~を望む・願う」という日常使われる英語表現です。よって「どんなに良い言葉よりも声を大に言えることだと願ってる」⇒「それは上辺だけの言葉よりも勝ることだと、自分は信じている」という意味になります。
真面目で率直なアンソニーらしい、愛の表現ですね。
ドラマ「ブリジャートン家」とは
「ブリジャートン家(原題:Bridgerton))」は、Netflix で配信されているオリジナルドラマです。19世紀初頭のロンドン社交界を舞台に、名門貴族のブリジャートン家の子供8人がそれぞれの愛と幸せを追い求める、というあらすじのドラマ。原作は、ジュリア・クインのベストセラー小説「ブリジャートン シリーズ」。
シーズン2のあらすじ(概要)
「ブリジャートン家」シーズン2では、ダフネの兄でありブリジャートン家の長男アンソニーが主役で将来のパートナー(妻)を探す、というお話です。ある日、インドから渡ってきたシャーマ家の姉妹が社交界デビューし、アンソニーは妹のエドゥイーナにターゲットを絞りますが、お目付け役の姉ケイトの妨害により苦戦。彼と結婚するのは一体誰なのでしょうか?詳細はNetflixで。
まとめ
シーズン2はとりわけ「ブリジャートン家」の長男アンソニーを主体とするあらすじですが、今回の台詞は聡明で計算高い性格よりも、責任感が強く率直な彼の性格が反映されたものですね。上辺だけの甘い台詞よりも、有言実行のアンソニー。周囲の女性陣から愛がない、感じられないと言われていますが、これも愛の形の一つでは?と思ったりします。いずれにせよ、一つ一つの積み重ねが大切。Netflixで海外ドラマを英語音声や英語字幕にして見てみると、また違った楽しさがあります。「ブリジャートン家」シーズン2で毎日5個ずつ、覚えていきませんか?
補足:英語で学ぶ海外ドラマ「ブリジャートン家」の関連記事は下記の通り。合わせてご覧下さい。
【学習】英語字幕で海外ドラマーNetflix「ブリジャートン家」2ー

コメント