映画「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングが主演の「ブレード・ランナー2049」が話題を呼んだ2017年。「ブレード・ランナー」は過去に制作された映画で、今回はその後編となる。今回は映画「ブレードランナー2049」の旧作や原作との違いに触れながら、「ブレードランナー2049」のあらすじについてご紹介します。
旧作の映画「ブレード・ランナー」とは?
1982年に製作された、ハリソン・フォード主演のSF映画「ブレードランナー」の続編となる「ブレードランナー 2049」。35年前に制作された旧作「ブレードランナー」と現在の「ブレードランナー2049」のシーンを比較した動画をご覧になりたい場合は、下記動画をご覧ください。1982年に製作されたオリジナルの完成度の高さに思わず見とれてしまいます。
1982年に公開された旧作「ブレード・ランナー」は、2019年が舞台。植民地の惑星から、人間と見分けがつかない4体の「レプリカント=人造人間」が脱走し、ハリソン演じるブレード・ランナーことリック・デッカードは、地球に潜入したレプリカントの捕獲を依頼されて彼らを追います。
映画「ブレードランナー2049」のあらすじ
前作から35年後を描く「ブレード・ランナー2049」のあらすじについてご紹介します。ライアン・ゴズリング演じる、新型ブレード・ランナー「K」が旧型の捜索と処分という任務を遂行していくうちに、女性の白骨遺体を見つけます。その女性がレプリカントであり、彼女が出産した経緯があったことから、事態が急変。日本版の予告編は下記動画をご覧ください。
生殖能力のないレプリカントに子供ができたことは、人間にとってもレプリカントにとっても大きな事件となります。その後、「K」は30年以上も消息を絶っていた元ブレード・ランナー「リック・デッカード」(ハリソン・フォード)の捜索を開始します。なぜここでリックが再び登場するのか、レプリカントの子供は誰なのか、レプリカントと人間の格差がこの映画の最大の見どころです。
原作と映画の違いについて
原作「ブレードランナー」のあらすじで焦点となっているのは、「人間とは何か?」です。人間は他を思いやれる、つまり感情移入できる生き物であり、作り出されたレプリカントにはそれがない、というのが原作の設定ですが、映画の中では、生殖機能の有無以外、人間とレプリカントはほぼ同じように扱われています。
この他、原作では宗教背景があるのに、映画では削除されていることも大きな違いですね。
個人的な感想
「ブレード・ランナー2049」の「K」役のライアン・ゴズリングが、自らの葛藤を表現する演技力が魅力的。また、「K」の心の拠り所であり、恋人であるバーチャルの「ジョイ」とのやり取りが、切なくまた美しいです。日本で公開される洋画は一部シーンが修正されたり、カットされているものがある為、確認はできませんが、二人が重なり合うシーンも、本編の見どころであるようです。
まとめ
- 映画「ブレードランナー2049」は1982年に公開された旧作「ブレード・ランナー」の続編。
- 大まかなあらすじは、ブレードランナー「K」が旧型人造人間(レプリカント)を追跡処分するうちに、衝撃的な事実を知り、人間とレプリカントの違いについて葛藤する、というもの。
- 原作との違いは、宗教背景がないことと、人間とレプリカントの違いが生殖能力以外、ほぼ同じと見なされている点。
映画「ブレードランナー2049」は続編があるような予感を感じさせるエンディングです。これはあくまでも個人的な推測ですが、レプリカントと人間との間で争いが起きそうな予感。勝利を得るのはどちらなのか、10年後あたりに続編が出ることを期待しつつ、もう一度DVDでゆっくり見て、細部もチェックしたいですね。
【補足】「ブレードランナー2049」の主演俳優ライアン・ゴズリングに関する記事は、下記の通り。
「ブレードランナー2049」に出演した俳優ハリソン・フォードに関する記事は、下記の通り。
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