2013年には将来的にガンが発生するリスクが高い為、予防の為に乳房を切除、2015年には卵巣と卵管を切除する手術を受けるなど、全世界に強烈なインパクトを与えているアンジェリーナジョリー(Angelina Jolie)。同居生活12年、結婚生活2年の末にブラッド・ピットとの離婚を発表した、アンジェリーナジョリーのWikipediaは下記参照ください。
大恋愛の末に結ばれた、アンジェリーナジョリーとブラットピットは自身の子供たちのみならず、養子で迎えた子供たちを含めて6人の子供がいることは有名な話だ。離婚後、6人の子供の親権は彼女が持ったが、その後どのように子供たちと接しているのか、離婚が子供に与える影響について考えてみた。
離婚後のアンジェリーナジョリー
遺伝的に女性特有のガン疾患になる確率が高いとして、その発症予防の為に乳房、卵巣などの摘出手術を受けてからも、2016年、高血圧症と顔面神経麻痺の1つであるベル麻痺を患っていたことを明らかにしたアンジェリーナジョリー。今は健康状態も回復しており、離婚にまつわる様々な苦労から回復しつつあり、現在に至っている。
世界中を飛び回っていることが離婚の原因では? という意見もあるが、これはアンジェリーナジョリーとブラットピットのライフスタイルであり、彼らの子供への教育方針である「世界をよく理解する人格を持つ人間」への一環である為、このスタイルは今後も変えることはないようだ。
離婚後のブラットピット
これまでも女性関係、過度の飲酒が報道されているブラットピット。飲酒が原因で子供に暴力を振るったことが、離婚に繋がったという報道も一時あったが、離婚の原因は当人同士でなければ結局のところはわからない。離婚度、子供たちと別居状態になってしまったブラットピットは、飲酒を完全に辞め、家族としてアンジェリーナジョリーや子供とどう接していくのか、真剣に考えていきたい姿勢が強いようだ。
離婚に対する日本とアメリカの違い
日本では夫婦関係が仮に破綻していたとしても、子供の為に離婚しない夫婦が多い。社会的体裁、経済的負担、また離婚により親権がどちらかに渡ると、親権を持たない親には会うことが難しくなることが離婚しない背景ではあるが、日本の離婚率は他国同様、上昇の一途をたどっている。
これに対し、アメリカの結婚生活は夫婦関係が充実しているかどうかが一番大切である上、離婚後も子供の教育方針に対して話し合いや協力をすることが多い。今回のアンジェリーナジョリーの離婚に関する報道では、子供たちを第一に考えて離婚に踏み切っていることから、アメリカ国内でも彼女の行動は衝撃的なものである。
感想 アンジェリーナジョリーの子供に対して
偉大な親に育てられた子供、多くの機会を無条件に手にした環境で育った子供は、言語能力や自信に満ちた人格形成に恵まれるが、同時にそうではない環境で育ったこの地球上の多くの同世代と、どう接していくのか、大人になるにつれ、その難しさ知ることになるであろう。なぜなら、人は共感を通して仲間意識を高めたり、感情を通わせて、人との繋がりを深めていくのに対し、彼女の子供たちは一般家庭の生活の実態を目の当たりにせず成長するのだから。
今回のアンジェリーナジョリーが決断した離婚も、子供にとってはこの環境と向き合い、どう気持ちを表現するのか、どう日々の生活を乗り越えて平安を手にするのか、能動的に考え行動をする良い機会なのかもしれません。ただ離婚は子供にとってかわいそうという見方だけではなく、両親が問題とどう真剣に向き合っているかという姿勢が大切なのではないか、と私は考えます。
まとめ
- アンジェリーナジョリーがブラットピットと離婚した理由はわからないが、二人とその子供たちが離婚を通して、新しい関係構築を図る為に前向きになっているのが現状。
- 親が離婚という問題に対してどう向き合い、対処をしているのかという姿勢は子供への教育に大きな影響を与えるが、必ずしもマイナスとは限らない。
- アンジェリーナジョリーの子供たちは、多くの機会を手にする環境下で育っているが、今回の離婚により困難と向き合い、人間的にどのように成長していくのか、注目されてる。
回避できるのであれば避けたい離婚ですが、体裁にこだわりすぎて真実から目を背けすぎるのは、子供の教育にとって良いとは言い切れないでしょう。未成年とはいえ子供も一人の人間で、徐々に成長していくものです。子供にかわいそうだ、と決めつけるのも大人のエゴなのかもしれません。アンジェリーナジョリーの決断が今後、子供たちにどう影響するのか、見守っていきたいですね。
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