中国の歴史「三国志」の最大の見せ場、赤壁の戦い。曹操に挑む、劉備と孫権の連合軍が、赤壁で衝突する戦いは、1800年たった今も人々に語り継がれ、ドラマや映画を通し、当時に思いを馳せることができます。2008年に公開された映画「レッドクリフ」は、動画配信サービスにて閲覧ことができるはずですが、どのサイトであれば吹き替え版で見ることができるのでしょうか?今回は、「レッドグリフ」PartⅠ、PartⅡの内容をおさらいしながら、確認していきたいと思います。
映画「レッドクリフ」とは
レッドクリフ(原題 中国語:赤壁、英題:Red Cliff)は、中国文学の「三国志演義」を基に、オリジナル創作を交えながら作られた中国映画。2部構成となっており、前編「レッドクリフ Part I(原題:赤壁)」が2008年、後編「レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(原題:赤壁2 決戦天下)が2009年に公開されています。
映画「レッドクリフ Part I」のあらすじ
今から1,800年前、400年続いた漢王朝は既にその力を失い、衰退の一途を辿っていました。各地では次々と反乱が起き、乱世の時代へと突入したのです。そんな世にのし上がってきた男が、魏の曹操。圧倒的な力を誇る曹操率いる軍は、漢王朝までも支配し、幼い皇帝を操り巨大な権力を欲しいままにしました。曹操の天下統一を阻む者は、2万の兵を率いる蜀の劉備と3万の兵を率いる呉の孫権を残すのみ。
人望の厚い劉備は、英雄の関羽と張飛、忠誠心の厚い趙雲、そして天才軍師・孔明を従えていました。一方、若くして君主となった孫権は、最高司令官の周瑜と共に、自分の領土を固く守り続けていました。ついに曹操は、80万の兵を率いて動き出します。まず標的となったのは劉備です。
人情味が厚く周囲の人に助けられるタイプの劉備。まだ微力でしたがそれに驚異を覚えた曹操は劉備を襲います。劉備の天才軍師・諸葛亮孔明のおかげで難を逃れた劉備軍は孔明に、敵軍である孫権と手を組み、曹操を倒すことを提案されます。
孔明は孫権が信頼する軍師・周瑜と出会い、最初は警戒をしていた周瑜も孔明の知的で聡明なところに惹かれ次第にお互い心を通わせていきます。劉備軍と孫権軍は同盟を結び、曹操軍に挑む計画を練りますが、2つの軍を合わせても10万、対して曹操軍は80万の大軍。また曹操は周瑜の妻・小喬に想いを寄せていて、略奪を計画します。人々の様々な思いが絡み合い、闘いの幕が開かれるPartⅠ。
映画「レッドクリフ Part Ⅱ」のあらすじ
孫権の妹、尚香は自ら鍛えた軍隊をもつほどの腕前で、曹操の陣の男装をして忍びこみ、そこで曹操の軍隊に疫病が流行っていることを知ります。彼女は、孔明に伝書鳩でその事実を伝えますが、一方で曹操は疫病で倒れた兵の死体を船に積み、敵陣である孫権と劉備の軍に送ります。残虐非道な行為に周瑜たちは憤りを覚えますが、疫病を目の当たりにした劉備は撤退することを決意。孫権との同盟を断ち切ります。
しかし孔明はその場に留まり機会を探す中、曹操の陣営に乗り込んでいた尚香が帰還。彼女が完成させた、陣営の配置図を見て勝機を見い出した周瑜は、気象学や地理学を駆使し、周瑜は連合軍が勝つために必要な、南東の風が吹く日を割り出します。
一方、この戦いに自分が関係していると知った小喬は、無駄な戦争を止めるように一人曹操の陣営へ。待ちかねた東南の風が吹き、曹操の海上軍は大混乱に。小喬を人質にとった曹操は、戻ってきた劉備軍と孫権軍に囲まれ窮地に。長江に面した赤壁で繰り広げられる三国志の名場面、赤壁の戦いの結末はいかに。
映画「レッドクリフ」の動画配信(日本語吹き替え)をしているのはどこ?
2022年5月時点で、「レッドクリフ Part I」「レッドクリフ Part Ⅱ」の動画配信をしているのは、U-NEXTとdTVの2つ。各社の動画配信コンテンツは、定期的に改訂が行われている為、最新情報は各動画配信サービスにて、ご確認下さい。
まとめ
- 映画レッドクリフは、中国文学の「三国志演義」を基に作られた中国映画。
- 2部構成となっており、「レッドクリフ Part I」と「レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―」がある。
- 映画「レッドクリフ」の動画配信をしているのは、U-NEXTとdTV。U-NEXTは吹き替え版あり。
動画配信のコンテンツ各社定期的に見直しをしている為、最新情報は、随時ご確認下さい。三国志は、地元中国はもちろん、日本でも人気の中国史。とりわけ映画「レッドクリフ」は迫力ある映像なだけに、何度となく見てしまいます。まだ見たことがない方、もう一度見てみたい方、U-NEXT等で見てみてはいかが?
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