ドラマ「アウトランダー」の主人公クレア役で、女優としての地位を不動のものにしたカトリーナ・バルフ。共演したジェイミー役のサム・ヒューアンとの渾身の演技が、視聴者に大きな感動を与え、「アウトランダー」は世界中の人気ドラマとなり現在に至っています。そんなカトリーナ・バルフも結婚・出産という節目を迎え、女優としても新たなチャレンジを迎えている模様。彼女の最新作を踏まえ、これまでの経歴について、みていきたいと思います。
カトリーナ・バルフとは
カトリーナ・バルフ(Caitriona Balfe)は1979年生まれ、アイルランド出身のモデル・女優です。身長は177cm。大学生の頃から、ファッションモデルとして活動していた彼女は、地元でチャリティの募金集めをしていたとき、スカウトされ、その後パリを中心に、売れっ子のランウェイ・モデルとして活躍。10年間モデルとしてのキャリアを積み、女優の世界へ入りました。
ドラマ「アウトランダー」はカトリーナ・バルフの初主演ドラマ。2014年から主人公クレア役を演じ、2014年のサターン主演女優賞、2016年から2019年までゴールデングローブ賞ドラマ部門の主演女優賞にノミネートされるなど、その演技力は高く評価されています。
結婚・出産へ
2019年にカトリーナ・バルフは結婚しました。アメリカ「People」誌によると、イギリスのサマセット州ブルートンにあるセント・メアリーズ教会で、親しい人だけを招いての結婚式であったと言います。
カトリーナ・バルフの結婚相手は、アイルランド出身の音楽プロデューサーのアンソニ・マギル氏。二人は2016年から交際し、2019年8月に結婚、カトリーナは2021年8月に男の子を出産しました。カトリーナ・バルフは私生活を公表しない為、馴れ初めや結婚生活に関する情報は、ほとんどありません。
カトリーナ・バルフの最新作
子供時代、カトリーナ・バルフは、外出先でマシンガンを携えた英国軍の兵士を乗せた車とすれ違ったり、家族の車が爆発物検査を受けたりすることが当たり前の環境で育っています。それは、彼女が育ったアイルランドの小さな村が、イギリス領の北アイルランドの国境にも近かった為。爆弾騒ぎはよく起きていた、といいます。
カトリーナ・バルフの最新作は、2021年に公開されたケネス・ブラナー監督の「ベルファスト」。ブラナー監督が自身の子ども時代を半自伝的に描いたこの映画は、北アイルランド紛争による暴力と紛争の日々が始まって間もない、1969年の北アイルランドの街「ベルファスト」を、子どもの視点から描いています。
カトリーナ・バルフは、は二人の子どもを抱え、カトリックとプロテスタントの対立が激化する街で、故郷の北アイルランドを離れる恐怖と、プロテスタントである家族の身の安全を守りたいという切なる思いの間で引き裂かれる母親役。カトリーナ・バルフの夫を演じているのは、「フィフティ・シェイズ」シリーズで有名な、ジェイミー・ドーナンです。
カトリーナ・バルフに関するインタビュー特集が、Vogueに掲載されていますので、興味がある方は下記よりご覧下さい。
まとめ
- カトリーナ・バルフは2019年に音楽プロデューサーと結婚。2021年に男の子出産。
- 最新作は、出身地アイルランドに関連する映画「ベルファスト」。
故郷に対する思いは、国境を超えて同じものなのでしょうか。カトリーナ・バルフの出身地であるアイルランドへの思い、「アウトランダー」で共演したジェイミー役のサム・ヒューアンの、出身地スコットランドに関する本の出版、故郷の風景と自らの人生を照らし合わせた伝記の制作など、自らのルーツに向き合った活動をしています。世界的なヒットドラマを生み出した主人公たちの、今後の更なる活躍を応援していきたいですね。
【補足】アウトランダー出演者の関連記事は、下記の通り。合わせてご覧下さい。
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