同じ親から生まれても、性格や頭の良さで兄弟に違いがあるのはなぜか?

文化・歴史
Joshua ChoatebyPixabay
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同じ親、同じ生活環境、同じ教えの下で育った兄弟であっても、見た目や性格・生き方は様々。兄弟で頭の良さが違う、といった発言も聞きます。なぜこういった違いがあるのか、今回は仏教の視点から、みていきたいと思います。

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親は子供を選べない

見た目(外見)は遺伝子が作用しています。親子で目元が似ている、背丈が近い、髪の毛のクセなどが相当します。優性遺伝というものはあれど、両親が性別を含めて遺伝子を選択することはできません。

「もっと見た目の良い子に生んで欲しかった」と訴える人がいますが、親のせいではなく、自身の持って生まれた運。「もっと頭の良い子に生んでほしかった」と訴える人がいますが、そもそも両親からかけ離れた頭の良さ(知能指数)をもった子供は生まれせん。偶然生まれ持ったとしても、努力して生かさなければ発達せず、知能に生涯があったとしても、縁があってその両親の元に生を受けたことになります。

仏教には因縁という言葉があります。因縁というのは、「全ての結果は、自分を取り巻く人の縁と自身の行動により生み出されたもの」という仏教の根幹にある考えです。現在の両親の元に生まれてきたのは、「縁があった」ということ。親は生まれてきた子供を選べず、子供も生んでくれた親を選ぶことができません。

親はどこまで関与するのか?

子供の成長に親は大きく関与し、その人生に大きな影響を与えることがあります。親は子供のロールモデルになるべき存在で、子供を見れば親がわかるといわれる所以です。衣食住といった子供の基本的人権を守る行為は、親の義務。躾を通して、社会性のある大人に育てるのは、親の責務。子供が成人するまで、子供の行動は親の責任ですが、子供の人生全てが親の責任というわけではありません。

子供時代そして大人になってから、本人が起こした行動やとりまく他人との縁により、人生が変化していきます。人生がうまくいかない時、親のせいにする人がいますが、仏教の因縁という考えに基づくと、全て親の責任にするのには無理があります。

兄弟でなぜ差があるのか?

同じ親、同じ生活環境、同じ教えの下で育った兄弟姉妹であっても、見た目(外見)や性格(内面)で違いがあります。平等に育てたはずなのに、と思うかもしれません。もし人間が生まれた時、全ての赤ちゃんが全くゼロからのスタートであったとするならば、この世の人々はもっと似通った性格になるはず。仏教では、輪廻という考え方があり、前世の因縁が現在生きている世界に影響している、と言われています。

兄弟たちは前世で別々の人生を送っていた、現世でたまたま何かの縁により同じ両親の下に生まれてきた、ということです。同じように育てられても、性格や頭の良さに違いがあるのは、前世での当人たちの行いが影響している為。親子・兄弟姉妹間で性格(内面)に違いが生まれるのは、仏教ではこういった解釈からきています。

まとめ

  • 「全ての結果は、自分を取り巻く人の縁と自身の行動により生み出されたもの」という考え方がある。
  • 自身の外見は、両親の遺伝子から由来するが、両親は性別や遺伝子の選択はできない、
  • 親は子供の人生に大きな影響を与えるが、全て親の責任ではない。

物事がうまくいかない時、人は誰かのせいにして責めることがあります。性格や頭の良さはさておき、兄弟間での違いをどう捉えるによって、人生が変わっていきます。過去を変えることはできませんが、これからの未来については、人の縁も自身の行動も変えていくことができるはず。一つの行動が、未来を変えると信じて。

【参考出典】

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