「フルハウス」と聞いて、なつかしいオープニングや3階建の白い家を思い出し、アメリカ人の日常生活はこんな感じなのかな?とワクワクしたり、自由の国アメリカへの強い憧れを抱いたあの頃。90年代のアメリカの家族をイメージさせる、コメディドラマ「フルハウス」のあの白い家は、現在どうなっているのでしょうか?またどんなエピソードがを思い出しますか?今回は「フルハウス」の現在について、あらすじを振り返りながら見ていきたいと思います。
1990年代に放送されたフルハウスのあらすじ
「フルハウス」は1987年~1995年にかけてアメリカで放送されたTVドラマです。スタジオに観客を入れて、実際の笑い声や拍手の音を挿入するシチュエーションコメディというスタイルをとった作品でもあります。日本では1993年から2001年までNHKで放送されましたが、その年代に子供時代を過ごした年代から特に高い人気を誇っているファミリードラマです。
「フルハウス」は、笑いだけではなく、家族や友人の大切さはもちろん、子供達が経験する問題に家族がどのように対処をするのか、日々の生活の中で子供達がどのように親や大人と接しているのかなど、社会性を身につける上で大切なことを学ぶことができる番組にもなっています。
事故により妻を失ったダニーが、3人の娘たちを友人たちの力を借りながら奮闘していくという、心温まるあらすじ。ダニーの子育てに協力するのは、親友でコメディアンのジョーイと、義弟でミュージシャンのジェシー。シーズンを重ねるごとに、登場人物の年齡も連動していくのが特徴で、シーズン中盤からジェシーの妻レベッカと双子も加わり、大家族となっていきました。ダニーの名場面、下記動画で振り返りましょう。
フルハウス続編のあらすじ
2016年~2020年にかけて続編「フラーハウス」がアメリカで放送されました。「フラーハウス」は日本でもNetflixにて配信されています。三女ミシェル役を演じた女優以外の主要キャストは全員続投しており、それぞれの役は、キャストと同じように年を重ねた設定になっています。
タナー家の長女D.Jが、トミー・フラーと結婚して、3人の息子の母親となり、さらに家族が増えたことと、結婚して姓がフラーになったことにかけて、タイトルが「フルハウス(Full House)」から「フラーハウス(Fuller House)」へ。家族が次の世代へ繋がっていく暖かさを感じます。フラーハウスは2020年6月でファイナル・シーズンを迎え、完結しました。
フルハウスのロケに使われたあの家の現在
1987年以来、約33年間タナー家を見守り続けたアメリカ、サンフランシスコに位置する、「フルハウス」「フラーハウス」の外観ショットで使用されていた家。2016年には両シリーズのプロデューサーを務めたジェフ・フランクリンが、この家を約4億円で購入したと報道されました。ところが、近隣住民が観光客による騒音被害などを訴えたこともあり、2019年夏、フランクリンは同住宅を売却。
2020年10月、約535万ドル(約5億6,000万円)で新たな買い手に売却された、と言われています。ちなみに敷地面積は3,728平方フィート(約346平方メートルとすると、104坪)。4つの寝室、暖炉・ウォークインクローゼット、ジャグジー付きバスタブ、サンフランシスコ湾が一望できる景色付き。一度は住んでみたいものですね。現在の家主が誰なのかは公表されていない為、一般人のようです。
まとめ
- アメリカのTVドラマ「フルハウス」は家族のあり方、社会性をコミカルに学ぶことのできるファミリードラマ。
- フルハウス続編「フラーハウス」は、前作の登場人物が続投しその後の姿を描いている。
- ロケで使われたあの家は5億円で売却され、現在の家主は一般人の模様。
2022年1月、タナー家の大黒柱であったダニーを演じた俳優Bob Saget氏が滞在先のホテルで、65歳で亡くなられました。彼のアメリカ人らしいジョークや、「フルハウス」のあらすじに沿った心温まる演技に、多くの人が感銘を受けたのは言うまでもありません。ドラマの外観として使われた家は、現在どなたかの所有ですが、あの外観はいつまでも多くの人の記憶に残るはず。またフルハウスは英語の勉強にも非常に良いドラマですので、改めて見てみてはいかが?
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