硬度が高くても水が飲める国はどこ?―海外の水が飲めない理由―【旅行と海外生活】

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海外旅行先で、「水道水は飲めないです」あるいは「水道水を飲むことはオススメしません」と言われたことがあるかと思います。なぜ海外では水道水が飲めないのでしょうか?日本以外にも、水道水が飲める国はありますが、いったいそれはどこの国?今回は、海外の水に関する基礎知識と水道水が飲めない理由について見ていきます。毎日飲む水に関するお国事情、最後まで是非ご覧ください。

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海外の水事情

欧米諸国を始め、海外の国々の水はマグネシウムやカルシウムを多く含む硬水。ミネラルが豊富で健康的ではありますが、慣れないと体調が悪くなったり、肌荒れを起こしたりと厄介。

WHO(世界保健機構)による、水の硬度の基準値

軟水  0~60mg/ℓ未満

中硬水 60~120mg/ℓ未満

硬水  120~180mg/ℓ未満

超硬水 180mg/ℓ以上

各国のお水の硬度を見てみると、オランダは硬度142mg(硬水)、フランスは硬度280mg(硬水)、アメリカの多くの都市では硬度30〜120mg(軟水)、オーストラリアのブリスベンでは硬度140mg(硬水)、シドニーは硬度45mg(軟水)、中国の北京は硬度360mg(硬水)。海外イコール硬水ではありませんが、目的地に応じて対処が必要です。

海外の水が飲めない理由

水の硬度が少し高いくらいであれば、水道水を飲んでも大丈夫なのですが、国によっては硬度の問題以外に、衛生的な問題が潜んでいる場合もあります。個人的な経験ですが、とあるアジアの国を訪れた際、ホテルは一流でしたが、お風呂に入ろうと蛇口をひねったら、茶色い水が出てきたことがありました。スタッフに聞いてみたところ、前日に大雨が降ったのが理由との回答でした。このように、水道管理の仕組みやインフラ事情が国によって異なる為、水の硬度が高い上に衛生状態が悪い為、水道水が飲めない、といった事になるのです。

しかしながら、水道水が飲める街や国もあります。オーストラリアのシドニーやスウェーデンのストックホルム滞在中は水道水を飲んでいました。海外での飲料水はペットボトルの水を基本に、それぞれの国の上水に対するインフラや衛生管理を確認の上、対応するのが良いかと思います。世界の水に関する情報、下記サイトでも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

世界の水の硬度

水道水が飲める国は15か国?日本と世界の水道水のいま

まとめ

  • 海外で水が飲めない理由は、水道のインフラや衛生管理の問題による。
  • 硬度が高くても、衛生状態が良ければ水道水が飲める海外の国もある。
  • 海外で水を飲む際、基本はペットボトルで。

今回は海外で水が飲めない理由を振り返りながら、水の硬度と共に、海外の水事情について見ていきました。海外旅行でお腹を壊すことがあるかと思いますが、水自体よりも料理やその保存方法、食器の衛生状態が関係している可能性も考えられます。個人的な体験ですが、過去北欧滞在の際、他国のメンバーは問題なかったのですが、私だけお腹を壊したことがありました。コップやフォークなど、たまたま食器が衛生的ではなかったのでは?と言われました。

逆に衛生状態があまり良くない国での滞在が長くなると、最初はお腹を壊していても、だんだん体が強くなるようで、体調不良が減っていきました。人間の適応力とはすごいものです。また、シャワーの水が透明でなかった際、そんなに気になるなら海で泳いで洗浄してこい、と現地の人に言われたことがあります。皆様、水の惑星「地球」での生活、是非楽しんで下さい。

補足:旅行と海外生活に関する他の記事は下記の通り。合わせてご覧下さいませ。

海外の水は肌荒れの原因に!―海外でのスキンケア対策―【旅行と生活】

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