「ブリジャートン家」の原作。各シリーズのあらすじ概要(一部ネタバレ)

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華やかな衣装や登場人物たちが織りなす恋愛・友情といった人間模様に、次の展開がなかなか読めないスリル感が人気を高めている、ネットフリックスの大人気ドラマ「ブリジャートン家」。現在シーズン2まで配信されていますが、このドラマの原作があるのをご存知ですか?原作とドラマには多少の違いはありますが、引き続きシーズン展開される予定のネットフリックスでの「ブリジャートン家」。今後はどんな展開になっていくのでしょうか。今回は、原作での「ブリジャートン家」の各シリーズのあらすじ(一部ネタバレ)について、みていきたいと思います。

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「ブリジャートン家」とは

「ブリジャートン家(原題:Bridgerton))」は、Netflix で配信されているオリジナルドラマです。19世紀初頭のロンドン社交界を舞台に、名門貴族のブリジャートン家の子供8人が、それぞれの愛と幸せを追い求める姿を描いています。原作は、ジュリア・クインのベストセラー小説「ブリジャートン シリーズ」(原題:Bridgerton series)。 各シリーズで、子供たちがそれぞれ主人公となり、合計8シリーズあります。

原作8シリーズのあらすじと概要(注:一部ネタバレ)

シリーズ1 恋のたくらみは公爵と(原題:The Duke and I)

主人公はブリジャートン家の長女ダフネ。ダフネと将来の夫、サイモンとの恋愛模様を描いています。強引な求婚者に困り果てていたダフネは、長い海外生活から帰国したばかりの公爵サイモンと出会います。結婚相手を探すダフネと、結婚する気のないサイモンでしたが、友人として意気投合し、ふたりはあるたくらみを思いつきます。果たして、二人のたくらみはどのような結末に!?

シリーズ2 不機嫌な子爵のみる夢は (原題:The Viscount Who Loved Me)

ブリジャートン家の長男アンソニー子爵が、長男としての責任から結婚を考え相手を探すというお話です。アンソニーは結婚に愛を求めず、美人でおとなしく子爵夫人にふさわしい理想的な相手、エドウィーナを妻にと望みますが、愛のある結婚をと妹の幸せを願う姉ケイトに猛反対されます。鬱陶しく思っていたアンソニーは、いつしかケイトとの遣り取りを楽しむように。アンソニーは誰を妻に選ぶのか!?

 

【補足】ここから先は、2022年6月時点で、ネットフリックスで放送されていないシリーズになります(一部ネタバレ注意)。尚、原作本は、15年以上前に既に発行されています。

シリーズ3 もう一度だけ円舞曲を(原題:An Offer from a Gentleman)

ブリジャートン家次男ベネディクトとソフィーのシンデレラ・ストーリー。仮面舞踏会で出会い、ひとときのお喋りとぎこちないダンス、名前を教えてもらえず手に残ったのは彼女(ソフィー)の手袋だけ。そんな彼女を忘れられない、次男ベネディクトの恋。継母にいじめられ、家を追い出され、男からの暴漢に助けられて、再会するものの、ソフィーとすぐに気づかなかったベネディクト。身分違いでも結婚したいなら応援する、と味方になってくれる母バイオレットの愛も描かれています。

シリーズ4 恋心だけ秘密にして(原題:Romancing Mister Bridgerton)

ブリジャートン家三男コリンとペネロペの物語。エロイーズの親友であり、双方家族ぐるみの付き合いである、ペネロペ。母から毎回ダンスを誘うように促され、結婚を勧められ、からかわれ、嫌気がさしてしまうコリン。ペネロペは一途にコリンを想っていますが、報われるとは思っておらず、キスを経験せずに人生を終えてしまうと、コリンにキスをして、と勇気を出して懇願。社交会の壁と言われたペネロペと、社交界の花であるコリンの恋の物語。

シリーズ5 まだ見ぬあなたに野の花を(原題:To Sir Phillip, With Love)

ブリジャートン家次女エロイーズと、バツイチ子持ちの植物学者フィリップの物語。妻を亡くしたお悔やみの手紙から一年の文通を経て求婚。情熱的なロマンスではないが、時には口喧嘩、子供の悪戯で大怪我、大事な人を亡くした時の辛さで慰めと自然体で知り合っていく二人を描いています。愛に飢えた子供たちと、妻を亡くした暗い陰のあるお屋敷にエロイーズが嫁ぐことで、明るいお屋敷へ。子供達を愛情深く、立派に育てるエロイーズの物語。

シリーズ6 青い瞳にひそやかに恋を(原題:When He Was Wicked)

青い瞳をもつブリジャートン家三女フランチェスカ。あと数日で、親友でもある従弟の妻になる彼女に一目惚れしたマイケル。報われる事がない想いを隠し、従弟が亡くなった後2人きりではいられないと、マイケルは逃げるようにインドへ。三女フランチェスカは夫を病で亡くし子供は流産と、辛い悲しみを乗り越え、子供がほしくて再婚の道へ。そんな二人の四年後の再会から、罪悪感や良心の呵責を乗り越え結婚までの道のりが描かれています。

シリーズ7 突然のキスは秘密のはじまり(原題:It’s In His Kiss)

ズバッとした物言いのブリジャートン家の四女、末っ子ヒヤシンスとガレスの物語。ガレスの祖母の日記の翻訳をヒヤシンスが請け負い、2人の距離がどんどんと近づいてきます。特にダイアモンドの行方探しは謎解きもあり、ヒヤシンスが生き生きと輝いているのがかわいい。一方、ガレスの父親が人として酷く、プリジャートン家の親の愛情がどれだけ大切で素晴らしいものか、母と娘の思いやりあふれる会話に心が温かくなるのも必見。

シリーズ8 夢の乙女に永遠の誓いを(原題:On the Way to the Wedding)

ブリジャートン家四男グレゴリーとルーシーの物語。金髪の女性ハーマイオニーに一目惚れし、なんとか恋を実らせようと、彼女の親友(ルーシー)の助言を聞くものの失敗。話をするうちに、ルーシーと過ごす時間が楽しくなっていきます。婚約者がいるルーシーと、ルーシーの親友に恋しているグレゴリー。二人の恋の行方は?

まとめ

  • 「ブリジャートン家」の原作は、合計8シリーズある。
  • 一部ネタバレになるが、8人兄弟姉妹、それぞれの愛を見つけて人生を歩んでいく展開となっている。

ネタバレではありませんが、原作の8シリーズの他、スピンオフ版として「幸せのその後でーブリジャートン家後日譚―(原題:Happily Ever After)」があります。ここには、バイオレットと夫エドモンドの恋愛模様が描かれています。「ブリジャートン」の原作シリーズの中で、誰のストーリーが一番お気に入りか、人によってそれぞれ異なるかと思いますが、原作に興味がある方、是非読んでみてはいかがですか?

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