「エレンのトークショー」でお馴染みのエレンことエレン・デジェネレス。アメリカの司会者として成功を収めた彼女の人気番組「エレンの部屋」が、今年2022年で終わりを迎えることになります。パワハラが原因か?と噂されていますが、その真相はいかに。今回は、エレンとトークショー番組「エレンの部屋」について、ご紹介致します。
アメリカの司会者・エレンとは
アメリカの大御所TV司会者として名を馳せているエレン・デジェネレス(Ellen DeGeneres)。脚本家、プロデューサー、俳優、コメディアンでもあります。もともとは1980年代初頭にコメディアンとしてキャリアをスタート。その類まれなトークセンスで成功を収め、1980年代後半から1990年代前半にはアメリカのTVコメディや映画に出演。1994年には日常の小さな出来事にスポットをあてたストーリーが人気となった「Ellen(エレン)」がスタート。エレンは自身を投影したエレン・モルガン役で人気を伸ばします。
そんな彼女のキャリアに大きな変化を起こしたのが、1997年4月。エレンは「タイム」誌で同性愛者であることを告白。当時は、アメリカでも同性愛者への風当たりが強かった時代。世間から誹謗中傷を浴びせられ、「Ellen(エレン)」も翌年には打ち切りにされ、さらにほかの仕事も激減。苦汁を味わいながらもひた向きに努力を続け、ようやく2003年にトークショー「エレンの部屋(原題:The Ellen DeGeneres Show)」の司会者で完全復活を遂げました。
これらの経験から、これまでは同性愛者のロールモデルとして絶大なる支持を集め、今日に至っています。
人気番組・エレンの部屋とは
エレンが司会者を務めるトークショー「エレンの部屋(原題:The Ellen DeGeneres Show)」は、アメリカのテレビ賞のデイタイム・エミー賞(Daytime Emmy Award)を多数受賞しています。エレンは昼の時間帯に放送される、アメリカのトークショー番組を代表する存在。多くのセレブと交流があるエレン・デジェネレスが司会者を務める人気トークショー番組で、ゲストの知られざる本音や私生活などが垣間見える、ユニークなテレビ番組。下記はオバマ(アメリカ元大統領)とその妻ミシェルがゲストだった時の様子です。
これまでにシンガーのジャスティン・ビーバーやテイラー・スウィフト、俳優のレオナルド・ディカプリオといった、数々のスターをゲストに招いてきた人気トークショー番組「エレンの部屋」ですが、2022年に放送されるシーズン19をもって放送を終了することがわかりました。
エレンの部屋でパワハラ?
「エレンの部屋」番組終了はパワハラ騒動が原因か?との噂があります。2020年7月、「エレンの部屋」の元スタッフと現スタッフから、番組プロデューサー陣によるセクハラやパワハラ、差別問題、賃金問題など、労働環境を告発する声が相次いだことがきっかけで、アメリカを中心に炎上騒動に発展。当該のプロデューサー3名が責任問題で番組から外れ、2020年9月に新体制での新シーズンがスタートしました。
スタッフの労働問題と番組終了とは無関係のようですが、司会者であるエレン本人に対する批判の声も多く上がりました。20年近く続いたエレンの部屋は、思わぬ事件がきっかけで、予想しなかった結末に向かったのです。
エレンの今後について
エレンの部屋が終了することについて、エレンは「私はクリエイティブな人間で、クリエイティブな人間は常に挑戦する必要がある。それがアカデミー賞の司会を引き受けた理由であり、自分でもそうなるとは思っていなかった、スタンドアップコメディの場に戻ることにした理由でもある。私には挑戦するものが必要だった。このトークショー番組(エレンの部屋)は素晴らしいし、司会者としても楽しいけど、私にとってもう挑戦ではない。今の私には何か新しいチャレンジが必要だ」と語っています。
今後の具体的な活動については、明らかにされていません。
まとめ
- エレンはアメリカの大御所TV司会者、プロデューサー、コメディアン。
- エレンの部屋は、アメリカのデイタイム・エミー賞を多数受賞してきた、人気トークショーTV番組。
- エレンの今後の具体的な活動については未定だが、大きなことに挑戦する模様。
64歳になるエレンの新しい人生の挑戦に、今後も期待していきたいですね。
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