放射線は食品にとって安全!?放射線と放射能の違い。―保存や殺菌で良い影響を与える放射線―

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私が海外に住み始めた東日本大震災後、世界中の人が日本の放射能の問題を毎日のように話していました。今も時々海外の方から質問されます。「日本の放射能の影響はどうですか?」と。日本のマスコミの影響もあり、放射能は非常に人間社会に悪影響を及ぼすものだ、と洗脳されているところがありますが、実際はそれだけではありません。

もちろん生態系に及ぼす影響を考えると、決して良いとは言えませんが、実は食品の分野において、放射能は非常に重要な役割を果たしています。今回は、放射能と放射線の違い、放射線が食品に影響する良い点、懸念点、安全性について、みていきたいと思います。

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放射能と食品の関係

震災後、ほうれんそうや原乳などの食品から基準値を超える放射性物質が相次いで検出されました。日本政府は前代未聞の事態に動揺し、また海外では日本の製品が与える体への影響に対し不信感を抱き、今なお続いています。その一方で、わざわざ原子力施設で食品に放射能をあててから流通させるというものを放射性照射食品といい、すでに日本でも流通しています。

日本の食品衛生法では、意図的に放射能を照射する基準があるものの、放射能を浴びてしまった商品に対する基準がありません。正確に言うと、後者については海外からの輸入品に対しての基準はあるものの、国産品については基準がない。それで、暫定基準値という考え方が報道されているわけです。

放射線照射食品とは何か ―放射能と放射線の違いー

原子力の平和利用として研究されてきたのが、放射線照射食品です。コバルト60やセシウム137のような放射性物質から出る放射線や、あるいは電子加速装置からでる電子線を食品にあてることで、殺菌や殺虫、または、作物から芽が出るのを止めたりして、保存性を高めることができます。照射食品は、放射線をあてるだけなので、原発事故で発生する放射能汚染とは違います。

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食品を照射するとどうなるのか

利点 ―保存・殺菌・虫駆除―

たとえば、ジャガイモやタマネギ、ニンニクに放射線を照射すると、芽が出なくなります。マンゴーなど熱帯の果物や野菜の熟度を調整したり、保存期間が長くなります。(農作物の寿命が延びることになり、廃棄が減ります)また小麦粉や米など照射すると、付いていた害虫の遺伝子が壊れたりして、虫が死んだり、不妊化したりします。(農薬を使用しなくてよいということになります)

肉や魚やスパイスについている菌を殺して、殺菌することもできます。つまり、海外からの輸出入においても、放射線はプラスに影響しています。

懸念点

照射されて、菌が死んだり、芽が出なくなるということは、遺伝子が破壊されたり、変質するということです。一部の研究データからは、栄養成分が破壊され、食品成分の一部が変化して毒性を示したり、動物実験で体重の減少や生殖器官の異常、子どもの異常などがみられています。海外の方が心配しているのは、放射能のこういった我々人間の体に影響する可能性です。

どんな食品に照射されてるか

日本ではジャガイモだけですが、海外では年間約50トンの食品が照射されています。これは、世界全体の食品のごく一部。それだけ消費者がその後の放射能の影響を不安に感じているということですね。放射能照射が行われている国は、海外だと一部のヨーロッパ、中東、アメリカ、アルゼンチン、中国、フィリピン、タイなどです。照射食品としては、穀類、タマネギ、ジャガイモ、ニンニク、冷凍魚介類、肉類、香辛料、果物などがあります。

まとめ

  • 放射能が漏れたことを受け、大惨事だと報道されたが、放射能はさまざまな分野で利用されている。
  • 食品(農作物)の保存可能期間が延びる為、本来捨ててしまう食べ物が減る=世界規模の食糧危機を救うなど、良い影響もある。
  • 放射線照射により農作物についている虫や菌を殺す(殺菌)ことができる為、本来作物に使用していた農薬や食品添加物を減らすという、良い影響もある。

私たちは科学の恩恵を受け、豊かな暮らしを手に入れています。しかしながら、何か事件が起きると、論理的な科学に対しても感情的に拒絶反応をしてしまいます。感情の基準は様々ですが、科学の根拠と法律には一定の基準があります。放射能と放射線の違い、食品に与える保存や殺菌といった良い影響と懸案事項を理解し、生活の安全性に役立てていく必要があります。是非活用してみて下さい。

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