優しい人・真面目な人が利用されるのはなぜか?

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子供の頃から「人には優しくするように」と教えられてきた人が多いと思います。親切な行動は相手の心を打ち、その人がまた別の人に親切な行動をすることで、貴方の親切は巡り巡って貴方の元へいつか帰ってくるのだと。見返りを求めず、善意から人を助けたその人の恩に報おうとする人もいれば、親切を仇で返されたという人も。なぜ親切な行動をして尊敬される人と、善意を利用される人がいるのか?今回は、その特徴と違いについて見ていきたいと思います。

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他人に親切にする、優しい人とは?

家族や友人を含み、他者に親切にする考えは、元々仏教や儒教から由来するもので、日本文化を象徴するものの一つとなっています。親切に接する貴方の優しい人柄は、相手に受け入れられることもあれば、そうではないこともあります。善意は基本的に見返りを求めない奉仕の精神。親切の大小に拘わらず、どう受け止めるのか、どう人生に影響するのかは相手の問題です。

他人に配慮をするというのは容易なことではありません。精神的・物理的・経済的に自立し独立するということは、国や地方自治体に税金を収め、社会が成り立つために必要なお金を生み出し支援していることにもなります。医療機関を低額負担で受診できたり、税金で整備される道路や橋により安全で効率的に移動できたり、ゴミ処理や下水処理など公衆衛生の整備により疫病から街を守るために必要なお金は、貴方の自立と日々の仕事によるものです。

こういった自身の独立・自立とは別に、他人に親切にすることは、貴方のような優しい人がこの世で必要だ、という存在価値を認識することに繋がります。温かい言葉で心が救われる人もいれば、具合が悪くて苦しんでいる人を物理的に助ける人、お金や食べ物をあげて生活を助ける人、様々な方法があります。貴方の優しさが相手の人生を救うことがある、ということです。

親切心を利用される人がいるのはなぜか?

世の中には良い人もいれば、悪い人もいます。優しい人を利用しようとする輩が多いのも現実です。親切にする相手を間違えると、善意を利用されます。つまり、親切にする相手を見極めることが重要ということ。見極める目を養うのは容易なことではありませんが、意識することで回避できることもあります。

家族のように切り離せない関係は別として、友達を例に出してみましょう。良い友達、真の友とはどんな人でしょう?海外では友達(Friends)とは、F=Fight for you R=Respect you、I=involve、E=Encourage you、N=Need you、D=Deserve you、Stand by you と例えることがあります。貴方の為に戦い、貴方を尊敬し、貴方を仲間として引き入れ、貴方を励まし、貴方を必要とし、貴方の価値を知り、貴方の味方でいる、それが真の友達だと。

この全てを満たす友人はそう多くはないかもしれませんが、こういった友人は人生を共に歩む宝となります。しかしながら、多くの友達と言われる人々は、環境や条件により変動する不安的な存在で、貴方の親切心を利用する人も少なからずいます。相手をよく観察し、誰にどのように親切に接するべきなのか、考えて行動することも、時には必要です。

また、誰に対しても平等に接する精神は美しいですが、真面目で優しい忠実な人ほど、こういった精神を利用されることが多いのもこの世の常です。好ましくない相手と認識していても、粗略に扱うことへの罪悪感がある為ですが、相手はそんな良心を利用します。自身の親切心を守る為にも、相手をよく観察しましょう。

仕事で利用される人の特徴

仕事上での友達とは、プライベートの友達とは少し異なります。欧米諸国では、仕事とプライベートは切り離す考えの人が多いですが、国によっては、仕事とプライベートの境があまりなく、同僚=友人と考える人々もいて、国際社会の中でも文化の壁を感じる人も少なくありません。

例えば、会社の同僚と撮った写真を相手の許可なくSNSで投稿する人がいます。国によって法律が異なりますが、EU圏の場合、EU諸国の人々はもちろん、短期でEUに滞在している外国人も対象に、撮影した写真をどのように使うのか、許可あるいは合意の上でなければ、個人情報流出行為とみなされます。

仕事上での友達は、利害関係の上に成り立っています。本人の性格や親切な人柄のみならず、当人の持つネットワークの向こうに、必要な人材や人脈がある可能性を秘めているためです。「友人の数が人生の成功を決める」と言われるほど、幅広い人脈はビジネスと人生を開拓していく源となります。

仕事で利用される人の特徴は、優しい人・真面目な人・素直な人、です。誰にでも優しい人は、敵であれ味方であれ同じように接する為、双方から信用されにくく、利用される傾向があります。真面目な人は、自身のこだわり・ポリシーがある為、自分自身のあり方に注力する姿勢が利用されやすいです。素直な人は敵対心がないことと、コントロールのしやすさから、マスコット的存在として愛されますが、同時に利用されるケースが多いです。 

これに対しマナーが良い人は親切心とは別で、相手と対峙する為に必要なポイントを抑えながら、適切な行動をとる為、味方はもちろん、敵からも一定の敬意を払われることがあります。誰に親切にするのか、見定める目が大切になります。

まとめ

  • 親切心を利用されるのは、誰にでも優しくしている為。誰に親切にするのか、見極める目が大切。
  • 仕事で利用される人の主な特徴は、優しい人・真面目な人・素直な人。

世の中には、どんな相手でも受け入れ、利用されずに対処できる器の大きな方々がいます。きっとその方たちも、たくさんの失敗や経験を通して、人に優しくすることや親切にすることの本当の意味を、学んだのかもしれません。利用される、されないに拘わらず、親切な心はこの世を良くすることに大きく貢献していると信じて、人と接して行きたいですね。

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