人から批判された時、カチンときて怒りが体中を駆け巡ったという経験、誰にでもあると思います。批判された後、パワーを失ったかのように大人しくなる人もいれば、後で冷静になって考えて思い当たる節があり反省する人、批判してきた人間を徹底的にやっつけてしまう人、色々な人がいます。いったいどうすれば良いのか?今回は人から非難された時の対処法について、見ていきたいと思います。
なぜ批判してくるのか?
批判してくる人間の心意や背景は様々あります。相手を思い、大切なことに気づいてほしくて手厳しい批判をしてくることもあるし、敵対する相手の活動や存在が邪魔である為、故意に非難してくる人もいます。また、あなたの存在や活動が当人にとって、不愉快・問題だと感じ、自分を守るために相手を批判することもあります。
批判された時の対処法
対処法① ー批判されてもそのままでー
批判をされて、落ち込んだり躊躇する、あるいはやる気といったパワーを失い、現在取り込んでいること・これからやろうとしていることを取りやめよう、と迷いを生じさせる。それこそが、批判をしてきた人間が望んでいることです。よって、対処法の一つは、相手の策略に乗らないこと。批判されても落ち込むことなく、これまで通り粛々と進めていくことが、相手にとって一番痛手になります。
批判をしてくるのは、相手の怒りを煽ることが目的です。怒りは平常心を失わせ、正しい判断ができないようにし、相手の失敗を引き出すことができる為です。政治家や有名人のゴシップを見てわかるように、真偽が定かでない情報を過剰に報道したり、アラ探しをして面白く書き立てる彼らの目的は、相手の自尊心を刺激して怒りに火をつけること。相手の挑発に乗らない、平常心を保つ為の試練と心得ることです。
批判された時の対処法② ー批判は成長の糧ー
非難を受けると、自分を否定された気持ちになり、自身の信念が揺らぐことがあるかと思います。それは、現在の自分に相手の非難を跳ね除ける強さが十分でないこと。相手に突っ込まれる弱さ・欠点があることを意味します。知識や経験、スキル、人脈、論理的思考、人徳、倫理、など。自分の問題点を見つめ直し、改善するタイミングと捉えて精進すると、自分の力に繋がります。批判を成長の糧、と心得ることです。
批判された時の対処法③ ー高慢な心を諫めるー
社会的地位・権力を持った人間にとって、批判を受け入れることは必須条件です。権力がある人の周囲には、相手の主張や意向に逆らわず、ただ従う犬が大勢います。気に入られて出世を望むか、あるいは反抗していると見られて首を切られるのを恐れている為です。相手を諫める為に非難してくる人は、ほとんどいません。
しかしながら、真のリーダーは非難を適切に受け止めます。会議で満場一致で賛成、は明らかに不自然ですし、政治であれば与党が強すぎるのも問題。古今東西、権力とお金は人を変えると言われていますが、高慢な心は自分一人では改善できない為、相手の批判を受けることで、考え・見直し・改善する、ということが必要になります。批判を受け、対処していくことは、リーダーの必須条件です。
まとめ
- 批判された時の対処法① 批判されてもそのまま自分を貫くこと
- 批判された時の対処法② 批判は成長の糧と捉え、精進する
- 批判された時の対処法③ 批判は高慢な心を諫める、リーダーの必須条件
批判に対する対処法の根本は、冷静になること。怒りで一時的にヒートアップした心を鎮静化する為に、その為に、体を鍛えたり、瞑想する人もいます。うまく対処し、健康的な生活を維持していきましょう。
参考出典:【仏教の教え】人からの批判に振り回されない方法
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