現在お騒がせのウィル・スミス、自叙伝本で語られた父、息子、妻への本音とは?

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俳優ウィル・スミスの自叙伝本が話題になっています。ウィル・スミスといえば世界的に有名な映画俳優であり、ハリウッド界の大富豪として知られ、成功者として様々な場面で現在も注目されています。そんなウィル・スミスが、父親からのトラウマに長い間悩まされ続けたこと、ご存知でしたか?今回はハリウッドスター、ウィル・スミスの自叙伝に触れながら、父、息子、妻に対する思いについて、ウィルの世界を見ていきたいと思います。

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ウィル・スミスとは

ウィル・スミス(Will Smith)とは1968年生まれのアメリカの俳優、映画プロデューサー、ラッパー。若い頃は、ラッパーとして活動していましたが、次第に俳優として頭角を表すように。2001年公開の映画「Ali」では主人公のモハメド・アリを、また2006年公開の映画「幸せのカタチ(原題:The Pursuit of Happiness)」では主人公のクリス・ガードナーを演じ、アカデミー男優賞でノミネートされ、演技力にも定評があります。

様々な映画に出演し、2008年から2011年にかけて、ハリウッドで最も稼いだ俳優のランキング上位に掲載されるほどになったウィル・スミス。2018年にはサッカー日本代表の本田圭佑らと共同で「ドリーマーズ・ファンド」を設立し、現在は投資活動なども行っています。離婚歴がありますが、1997年に女優のジェイダ・ピンケット・スミスと再婚。息子2人、娘1人を持つ父親で、親子共演も行ったことも。2021年11月には自叙伝「Will」を発表。父、息子、妻に対しての思い、葛藤についても綴られた本となっています。

自叙伝本ー父への思いー

自叙伝本の中で、ウィル・スミスは子供の頃の父親に対する苦しいトラウマについて、語っています。9歳の時、父が母親を殴る姿を見、その光景が彼の人生に大きな影響を与えることになります。あの時、父に立ち向かうことができなかった、母を助けられなかった弱い自分。強く生きていくことを決めた瞬間であったと。

公の場において、出演作のプレミア上映などのレッドカーペットに父親を連れて登場し、笑顔で親子ツーショットを披露してきたウィル・スミス。父親が末期がんで余命6週間を宣告された際も、自宅でケアするなど全力でサポートしてきました。自叙伝では「父は暴力的だったが、自分が出る演劇を毎回欠かさず見に来てくれた」「アルコール依存症だったけど、自分が主演する映画の上演プレミアには断酒して出席してくれた」と、父親なりの愛を息子として感じていたようです。

ただトラウマというのは、ふとした拍子に幾度となく蘇ります。過去の記憶を消すことはできず、何十年にもわたる痛み、怒り、恨みが押し寄せては遠ざかっていくのです。当時の苦しい状況を、自叙伝では鮮明に表現しています。

自叙伝本ー息子への思いー

ウィル・スミスには前妻のシェリー・ザンピノとの間に授かった息子(トレイ)がいます。現在28歳の彼は、DJとして活躍しています。以前、現在の妻ジェイダが司会を務めるトーク番組「Red Table Talk」に、ウィルがゲストとして出演した際、初めて息子を授かる当時24歳の若い自分が父親になる時の不安や葛藤、当時2歳の息子を置いて離婚に至った時の苦しみが語られています。

ウィル・スミスと息子トレイの関係は、離婚以降、様々な問題が。特にトレイは父親に裏切られ捨てられたと感じていました。様々な紆余曲折を経て、現在二人は良い親子への変化していったようです。2018年には二人でアブダビに旅行に行き、新たな親子の思い出を刻み、その様子がインスタグラムに公開されました。

自叙伝本ー妻への思いー

ウィル・スミスの現在の妻、女優ジェイダ・ピンケット・スミス(Jada Pinkett Smith)と1997年に再婚し、息子と娘を授かりました。順調な夫婦生活を送っていた二人に、スキャンダルが。妻がウィルとの次男でラッパー兼俳優のジェイデン・スミスの友人、シンガーのオーガスト・アルシーナと、一時期恋愛関係にあったことを、2020年ジェイダがホストを務めるフェイスブックの配信トーク番組「Red Table Talk」公開したのです。

ウィル・スミスと妻ジェイダは、以前から夫婦関係に問題を抱えており、双方の幸せを追求できる姿を模索し、その途中で妻ジェイダのスキャンダルが当時あった、ということです。夫婦とは何か、そして人間の幸福とは何かを根本的に考えた結果、ジェイダを“幸せにしよう”と闇雲に意気込むのはやめようと決断し、その結果、2人が満足している今の夫婦のカタチに辿り着いたことが見て取れます。

まとめ

  • 自叙伝本によると、父親へのトラウマがウィル・スミスを強くし、現在の成功の要因となった。
  • 離婚後、ウィル・スミスは父親として息子に対しどうあるべきか、考え続けた。
  • ウィル・スミス夫妻の求める真実の愛は、双方の幸せを追求することが根本にある。

多くの人が現実問題から遠ざかるような生き方をしている中、ウィル・スミスは苦しみや悲しみ、困難から逃げずに、父親、息子、妻に対する問題に対し、自身と常に向き合い、解決策を見出そうとする姿勢が伺えますね。また、現在の自身の姿を隠さずに自叙伝本などで伝える勇気もあります。映画俳優としてだけではなく、今後どのように世界の人々に影響を与えていくのか、ウィル・スミスの今後にも是非期待していきたいですね。

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