今年のクリスマスはどう過ごす予定ですか?周囲の影響で、何かを特別にしなければと考えてしまいがちですが、普段と違う過ごし方を探しているのであれば、クリスマスミサに参加してみてはいかがでしょう?教会では、信者でない一般の方の参加を歓迎しています。また、キリスト教は教会に行ったからといって、勧誘されるものではありません。
またクリスマスは本来、ヨーロッパで2000年以上前から行われてきた冬のお祭りで、キリスト誕生以前からあった習慣です。クリスマスといえば北欧の国々をイメージしますが、彼らはどのようにクリスマスを祝うのでしょうか?今回は北欧スウェーデンでのクリスマスの過ごし方と、クリスチャンでなくとも参加できるクリスマスミサについてご紹介致します。
クリスマスミサはクリスチャン以外も参加可!
キリスト教にはカトリック教会とプロテスタント教会などの宗派があります。ミサ(英語:Mass)とは、キリストの救いに感謝してパンやぶどう酒で聖体拝領を行なう祭儀・典礼で、カトリック教会について使われる言葉です。クリスマスミサはキャンドルサービスやクリスマスキャロル唱歌があり、素敵な雰囲気や楽しい催しもあることが多いのでおすすめです。
東京ですと、東京カテドラル聖マリア大聖堂、聖イグナチオ教会、キリスト品川教会が、雰囲気が良い、聖歌隊による演奏などが充実している、厳かな雰囲気、などと毎年人気です。クリスマスが近くなりますと、ホームページ上でスケジュールがご覧いただけます。各教会のホームページは下記をご覧ください。
スウェーデン流クリスマスの過ごし方
クリスマスの食べ物
クリスマスの食卓を賑わせる食べ物は、クリスマスハムにニシン、うなぎの薫製、卵料理、ミートボール、ソーセージ、キャベツ料理、サーモン、アンチョビ風味のポテトグラタン、などです。この他、ジンジャークッキー、クリスマスポリッジ(お米を牛乳で煮込んだ甘いミルクがゆのことで、上にシナモンと冷たい牛乳をかけた料理)、ライス・ア・ラ・マルタ(Rice à la Malta(スウェーデン語で”ris à la Malta”)は、残り物のクリスマスポリッジでつくる、スウェーデンの伝統的なデザート)などがテーブルに並びます。
クリスマスの飲み物
グロッグ
Glögg(グロッグ)はスウェーデンの伝統的なクリスマスの飲み物で、赤ワインに甘いスパイスを加えたものです。グロッグにはアルコール入りとノンアルコールの2種類あり、レーズンやクラッシュアーモンドを加えるとより一層おいしくいただけます。
ビール
スウェーデンのクリスマスビールは、ポーターとスタウト、エールの3つをブレンドしたような味わいで、ダークな色合いとほのかな甘みが特徴です。
スナップス
スナップスとは、ストレートウォッカにスパイスやハーブを加えたもの。氷のように冷やして飲むのがおすすめです。
その他 装飾
スウェーデンでは、お部屋のあちこちにキャンドルを置きます。ただし、退室の際は必ず火を消すこと。また、野外照明にも力を入れていて、特に出窓にキャンドルランプを飾る習慣があります。
クリスマスの過ごし方
12月24日、スウェーデンにサンタクロースがやって来ます。多忙なサンタに代わって、身代わりサンタ(サンタの恰好をして、サンタを演じる人)が家のドアをノックして、家を訪問、子供たちを抱きしめ喜ばせます。サンタ役を演じるのが父親の場合、何かしら理由をつけて外出をし、サンタの恰好をして登場するのだとか。
12月25日は、ほかの多くの国々とは違い、スウェーデンではほとんどなにもしないで過ごします。「のんびりする」がクリスマスの過ごし方のキーワードということです。
まとめ
- クリスマスミサは、クリスチャンでなくとも参加可能。スケジュールは各協会に要確認。
- スウェーデン流のクリスマスの過ごし方は、なにもせず「のんびり」することである。
クリスマスだからといって、何かをしなければいけないと慌てることはありません。クリスマスをクリスチャンのように過ごしたいというのであれば、教会のミサに行くも良いですし、サンタの恰好をして子供に夢を与えるのも素敵ですね。「今年はスウェーデン流に祝う予定」と周囲に伝え、家でのんびりというのも立派なクリスマスの過ごし方です。ご参考ください。
コメント