アメリカのサキ報道官、どこへ!?ジェン・サキ退任理由、経歴について

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豊富な経験と実績を持ち合わせた、アメリカ元国務省報道官のジェン・サキ。42歳でバイデン政権、ホワイトハウスの報道官となった彼女。透明性をモットーに、トランプ前政権からの転換を急ぐその姿勢は、国内外で高く評価されましたが、2022年5月に退任。サキ報道官はなぜ辞めることになり、退任後はどうなったのでしょうか?今回はサキ報道官の経歴を振り返りながら、その退任理由についてみていきたいと思います。

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サキ報道官とは?―経歴―

サキ報道官の名前は、ジェン・サキ(Jen Psaki)。1978年生まれのアメリカ人。2013年2月から2015年3月までアメリカ合衆国国務省報道官を、2021年1月から2022年5月13日までホワイトハウス報道官を務めた、広報担当の経歴の持ち主。政治評論家でもあります。

サキ報道官(ジェン・サキ)は、ウィリアム・アンド・メアリー大学を2000年に卒業後、政治家の広報担当としてキャリアを積み、オバマ政権の時にも副報道官を務めるなど、ホワイトハウスでの経験と実績が豊富な人物。当時「ニューヨーク・タイムズ」紙は、サキ報道官(ジェン・サキ)のことを「冷静沈着で親切な窓口」と、ホワイトハウス側としばしば緊張関係にあるメディア関係者からも、非常に人気があった人物として、高く評価していました。

ホワイトハウス以外の経歴としては、2017年にはCNNの政治評論家や大学の客員教授としても活動。2020年に発足したアメリカバイデン政権は、主要ポストを女性で占めていることは有名で、サキ報道官はその一人。あらゆる批判にも冷静に対処し、無用な摩擦を避け、ユーモアのある彼女の姿勢に、国内外から人気が集まったのは言うまでもありません。

退任理由

元々着任した頃より「1年の任務」と伝えていたようで、本人としては予定通りの退任であったようです。実際の任務期間は16ヶ月間。何か問題があって退任に至った、ということではないようですが、退任前最後の報道において、「説明責任と議論のない政府は健全でない」と述べていることから、バイデン大統領あるいはホワイトハウス内において、任務を降りるに十分な要因が、本人の中にあったのではないかと推察されます。

また、2022年5月9日に発売されたアメリカのPeople誌によると、「子供たちの為」との報道があります。サキ報道官(ジェン・サキ)の子供は、2022年現在、4歳と6歳。親として子供の大切な成長期を見守りたい、という思いもあるようです。

出典:Jen Psaki Says She’s Leaving White House Job for Her Kids, Ages 4 and 6: ‘I Don’t Want to Miss Moments’

Jen Psaki Says She's Leaving White House Job for Her Kids, Ages 4 and 6: 'I Don't Want to Miss Moments'
"They're the most important people in my life," the outgoing press secretary says, adding that she'll be able to attend her children's "soccer practices or ball...

退任後の行方

アメリカのテレビ局MSNBCへ就職する、との見方が強く、各メディアが報道しています。2022年5月24日発行の、アメリカForbes誌でもそのように伝えています。

出典:Jen Psaki Joins MSNBC

Jen Psaki Joins MSNBC
Psaki will host a new show debuting in 2023. "I can’t wait to create a space on streaming where we break down the facts, get to the bottom of what’s driving the...

まとめ

  • サキ報道官(ジェン・サキ)は、ホワイトハウスにおける広報担当の経験と実績という、華麗なる経歴の持ち主。
  • 退任した理由は、ホワイトハウス内での不健全さに関わること。二人の子供の成長を見守りたいという親心と責任。
  • アメリカのテレビ局MSNBCへ就職する予定。

説明責任と適切な議論が展開される、健全な政治が行われている国であってほしい、と世界中の人々が願っていることと思います。正義や真実というのは、お金と権力が集まる所では、なかなか難しいものかと思いますが、広報のプロフェッショナルであるサキ報道官(ジェン・サキ氏)であれば、TVを始めとするメディアを駆使して、別の形で透明性のある社会作りに、きっと貢献することでしょう。今後はYouTubeなどで、報道の様子を拝見できるかもしれませんね。楽しみです。

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